生理前に出血(着床出血)│もしかして妊娠した?

我が子を心待ちにしておられる夫婦にとって、生理前の出血は「まさか!?(妊娠した?)」と思うものです。
受精の後に起こる着床出血と、生理による出血との違いなどをまとめました。ご自身またはパートナーの体に起きている変化について知る判断材料にして下さい。

○着床出血とは

卵子と精子が出会って、受精卵が誕生します。受精卵は細胞分裂により、2個、4個、8個、16個と倍々に自身を育てながら卵管を通って子宮へと進んで行きます。
受精卵は胚へと姿を変え、成長の拠点となる子宮内膜にくっつき潜り込もうとします。(着床) このときに、潜り込んだ箇所から少し出血をすることがあります。これを「着床出血」と呼びます。

○着床出血になる人ならない人

妊娠した人は必ず誰しもが、着床出血を経験するわけではありません。
着床出血を経験する人はおよそ6〜7人に1人(15%)程度と言われております。

着床出血なく妊娠が始まる人の方が多いようです。
つまり着床出血が起きない=妊娠していない、というわけではありません。

生理との違い

○出血の時期で見わける

着床出血になる時期は、生理予定日の1週間前~数日前くらいが一般的です。その為、生理周期が普段から規則正しい方で、生理予定日より早く出血が起きた場合は、着床出血の疑いがあります。しかし、特に生理不順の人にとっては時期により、着床出血か不正出血かを見分けるのは難しいかもしれません。

○出血の量で見わける

着床出血の出血量は生理と比べて、微量であることがほとんどで、『おりものに少し血が混じっているな』程度の方が多いようです。しかし、もともと生理の時の出血量が少ない方は見分けるのが難しくなります。

○血の具合で見わける

生理の出血だと、血の塊が出ることがあります。これは剥がれ落ちたばかりの子宮内膜であり、着床出血の場合は見られません。血の塊が見られないという場合には着床出血の可能性があります。ただし個人差があり、生理の場合でもサラサラ血の人ドロっとした血の人それぞれなのでこれも参考程度とした方がよさそうです。

○継続日数で見わける

着床出血の場合、3日程度で終わる場合がほとんどです。1〜3日で出血が止んだ際は着床出血の可能があります。しかし、もともと生理の日数が少ない方は見分けるのが難しくなります。

○血の色で見わける

色については、個人差があり、茶色・ピンク・赤など様々です。これらは生理の時と見分けるのは困難です。

○基礎体温で見わける

普段から基礎体温を測っているという方は、出血後に体温を測ってみるのとよいかもしれません。通常生理になるとプロゲステロンという女性ホルモンの分泌量が減り、体温が減ります。出血後に、まだなお体温が下がらずに高温が続いているという場合には、プロゲステロンの分泌が継続しており、着床出血の可能性があります。ただし、生理予定日の数日前くらいはまで高温期が続く方もいるのでご注意下さい。

妊娠検査薬を使うタイミング

どうやら着床出血の気がすると思った場合、すぐに妊娠検査薬を使いたくなるかもしれませんが、慌ててはいけません。着床出血は妊娠の初期に起こるため、着床出血がみられてすぐ検査薬を使用しても、陰性になってしまう可能性があります。妊娠検査薬は、一部を除いて「生理開始予定日の1週間後以降」に使えるので、着床出血から1~2週間ほど過ぎてから使用してみましょう。
但し、早期妊娠検査薬であれば生理開始予定日の数日前から使用可能なので、妊娠しているかどうかいち早く知りたい方は早期妊娠検査薬を試してみてください。

生理予定日よりも前にも、いつもと違う量や色の出血があると「もしかして妊娠かも!?」と思ってしまいますよね。
ただ、着床出血だけで妊娠であると判断するのは難しいです。はやる気持ちを抑えるのは大変かと思いますが、慌てず、妊娠検査薬が使えるタイミングまで待ち、妊娠の可能性がある場合は、胎児にとってリスクある行為、アルコールや禁煙など控えましょう。
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